日本では単体として食べがちなヨーグルトですが、それは日本人の感覚であって、海外ではどうなのかな?と疑問に感じました。
たまにテレビで各国の伝統料理を紹介するコーナーを観てると『えっ?それを食材として使うの?』ってビックリしませんか?

その1つがヨーグルトです。最近では温めて食べる方法も注目されていますし、さらに言えば料理としても個人的に気になるところ…日本人としてはヨーグルトを使った料理って想像つかないし、どんな料理があるの?日本人の口に合うの?と頭の中はハテナだらけです。
そんな自らの疑問もあり、どういった料理があるのかまとめてみました。
中東、中央アジアでは一般的な料理の食材
ヨーグルトは主にトルコなどの中東や中央アジアでは一般的に食べられている食材だそうです。
トルコはヨーグルト発祥の地とされているため、その周辺諸国で伝統的な食文化が発達していったとされています。

余談ですが、ヨーグルトの発祥と言えばブルガリアを思い浮かべると思いますが、実はトルコが本当のヨーグルト発祥の地だそうです!
メーカーによるネーミングの影響が大きいのを改めて実感しますね。
【ヨーグルト】の語源はトルコ語で、『ヨールトゥ(yoğurt)』から来ていて、『撹拌する』ことを意味する動詞「yoğurmak」の派生語と言われています。

基本的にヨーグルトは温めて使用され、煮込み料理が多いそうです。代表的な料理をいくつか紹介していきますね。
ホットヨーグルト料理 3選紹介
ここでは代表的な料理として『シシバラク』『チュルブル』『ヨーグルトスープ』の3つを紹介します。
1)シシバラク(中東)
中東(シリア、レバノンなど)で食べられる『ヨーグルト煮込み水餃子』です。
「シシバラク」とは「シシダラク」と言う「軍人の帽子』が語源という説があります。
小麦粉で練られた生地に挽肉を詰めた小さい餃子をニンニク入りのヨーグルトソースで煮込む家庭料理です。

初めて食べる際は”未知の味”として驚く人もいますが、慣れると”ツウの味”として病みつきになるのだとか。
・別名:「老人の耳」(ネーミングセンスよ…)
・味:外国の味。好き嫌いが別れる。日本人には少しクセが強いと感じるかも。
・調理方法:餃子をオーブンで焼いた後、ソースに絡める
・類似料理:マントゥ(トルコ)、ペリメニ(ロシア)、モモ(チベット)
▼シシバラクの調理方法はこちら(外部リンク貼る)
2)チュルブル(トルコ)
トルコの伝統的な家庭料理で、ニンニク入りの水切りヨーグルトの上に、ポーチドエッグとチリバタソースをかけたもの。温かいヨーグルトに卵を合わせた料理で、朝食として食べられることもあります。

ヨーグルト×卵という組み合わせは正直かなり意外ですが、ニンニクやバターが加わることで一気に“料理感”が出るのが面白いところだと感じました。
想像する限りでは、さっぱりとコクが同時に来る不思議な味わいになりそうです。
日本ではあまり馴染みがありませんが、意外とシンプルで取り入れやすいかもしれません。
ガーリックやオリーブオイル、卵など、栄養価が高く健康的な料理として食べられています。
・別名:ターキッシュエッグ
・味:新感覚。意外に食べやすい味になりそう。
・食べ方:パン(トーストやピタパン)につけて食べるのが一般的
▼チュルブルの調理方法はこちら
3)ヨーグルトスープ
トルコやエジプト、東ヨーロッパで古くから親しまれている伝統料理です。
これが日本で言うところの『ホットヨーグルト』にあたり、“温かいヨーグルトの料理”に近い存在になります。海外では米や麦などの穀物類、ハーブを加えて食べるのが一般的です。

『めっちゃヨーグルト!』なコクと酸味がきゅうりと合わさることで不思議と和風の印象に感じるのだとか?

主なヨーグルトスープ 一覧(冷·温)
| 料理名 | 温冷 | 料理の特徴 |
|---|---|---|
| ヤイラ·チョルバス(トルコ) | 温 | 「高原のスープ」という意味。穀物(米や麦)、卵黄、小麦粉を混ぜて煮込む温かいスープ。仕上げに乾燥ミントが効いたバターを浮かべるのがポイント |
| ケシュク·アルマズ(エジプト) | 温·冷 | 小麦粉とヨーグルトを合わせた温かいスープ。現地の人にとっては「おふくろの味」で夏には冷やして食べる |
| スパス(アルメリア) | 温 | 小麦粉とヨーグルトがベース。滋養強壮や消化を助ける料理とされている。 |
| タラトル(ブルガリア) | 冷 | ヨーグルト、きゅうり、くるみ、ニンニク、ディル(ハーブ)を使用。 |
| シャルティバルシチェイ(リトアニア) | 冷 | ビーツとヨーグルトを使ったピンク色のスープ。【世界一美しいスープ】とも呼ばれていて、夏バテ防止効果がある |
▼いろんな種類のヨーグルトスープの作り方はこちら

正直な感想としてはヨーグルトにきゅうりって…味覚感覚がおかしくなりそうです。
ヨーグルト自体を料理に使う事がないので味の想像が難しいですが、新たな扉を開きたい気持ちもあります(笑)
どれも馴染みのない料理ですが、ホットヨーグルトを機に、各国の料理に挑戦してみるのも楽しいかもしれませんね。

ヨーグルト料理の共通点と文化的背景
1)料理の共通点は主に4つ
・腸に優しい「温活」効果:38℃程度に温めることで腸の冷えを防ぎ、善玉菌を活発にする効果があります。冷え性予防。胃腸の働きを高めると言われています。
・栄養・カルシウムの吸収率アップ: 加熱することで、カルシウムの吸収率が上がり、消化器官の負担を減らす効果があると考えられています。
・濃厚な味わいと料理への応用:加熱することでヨーグルトの水分が抜け、ヨーグルトが濃厚でクリーミーな食感に変化し、料理のコクや満足感が増します。
・健康的な食事習慣: 加熱・非加熱問わず腸内環境を整えるために食されているそうです。

2)文化的背景
主に中央アジア・中東・東欧地域では「料理のコク出し」「酸味の調整」「温かいスープやソース」として日常的に消費する食文化に根ざしています。

・遊牧民の保存食:本来、羊やヤギのミルクを長期保存するための知恵でした。ミルクを腐らせずに保存し、かつ温かい料理として栄養を摂取するために、煮込む技術が発達しました。

・発祥の地トルコの食文化:トルコはヨーグルトの消費量が世界一です。トルコ料理ではヨーグルトは「冷たいもの」だけでなく、肉料理にかけたり、スープに混ぜたりと、加熱して酸味を飛ばしコクを加える役割として日常的に使われます。

・熱に強い安定性:高品質なヨーグルトは加熱しても分離しにくく、料理のソースとして非常に適しています。

まとめ
調べてみると、ヨーグルトは海外では“温かい料理”としても身近な存在でした。
日本ではまだ馴染みが薄いですが、意外と身近な食材で再現できるものも多そうです。気になる方は、まずはホットヨーグルトから試してみるのも良いかもしれません。

▼本ブログ「ホットヨーグルトの記事はこちら」



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