名駅で当たり前だった風景が、静かに終わろうとしている
名古屋駅といえば、真っ先に思い浮かぶ場所のひとつが名鉄百貨店です。
1954年の開業以来70年以上に渡り営業してきました。
待ち合わせ、買い物、仕事帰りにふらっと立ち寄る場所。
特別な用事がなくても、そこに「あるのが当たり前」の存在だったと思います。
そんな名鉄百貨店が、2026年2月28日(土)をもって閉店と報じられ、
名駅にまたひとつ大きな変化の波が訪れようとしています。
正確にはナナちゃん人形は残ること。低属階の一部商業利用や継続されるとのこと。
今回は、このニュースをきっかけに、名鉄百貨店の存在と名駅の変化について振り返ってみたいと思います。
名鉄百貨店とは、名駅の日常そのものだった
名鉄百貨店は、華やかさよりも実用性。
流行の最先端というより、「必要なものがちゃんと揃う」百貨店でした。
地下の食品売り場でお惣菜を買ったり、ちょっとした贈り物を探したり、「何か困ったらとりあえず名鉄へ」という安心感がありました。
観光客向けというより、地元の人の生活に寄り添ってきた百貨店です。
だからこそ、閉店のニュースに対して「寂しい」と感じる人が多いのだと思います。

なぜ今、名鉄百貨店は閉店するのか?
報道によると、今回の閉店は
・建物の老朽化
・名古屋駅周辺の大規模再開発
といった流れの中で決まったものとされています。
名駅周辺はここ数年で、高層ビル、商業施設、ホテルが次々と誕生し、
街の役割自体が大きく変わってきました。
便利で洗練された街へ進化する一方で、
長く親しまれてきた場所が姿を消していくのも、時代の流れなのかもしれません。
名駅は「便利」になるほど、少しだけ遠くなる
名鉄百貨店の閉店は、単なる一施設の終了ではなく、
名駅という街の性格が変わっていく象徴のようにも感じます。
再開発によって街はきれいになり、機能的になります。
でも同時に、
・気軽に立ち寄れる場所
・地元の人のための空間
は、少しずつ減っている気もします。
名駅が「生活の場」から「巨大なターミナル」へ変わっていく中で、
名鉄百貨店はその役目を終えようとしているのかもしれません。
それでも、名鉄百貨店は記憶の中に残る
閉店すれば、建物はいずれ姿を変えます。
けれど、
「ここで買い物をした」
「ここで待ち合わせをした」
という記憶まで消えるわけではありません。
名鉄百貨店は、名古屋駅での日常そのものを支えてきた存在でした。
まとめ|変わる名駅と、変わらない思い出
名鉄百貨店の閉店は寂しいニュースですが、それと同時に、名駅が次の時代へ進む節目でもあります。
街は変わっていくもの。
でも、長く愛された場所があったことは、確かに事実です。
名古屋駅を歩くたびに、
「あそこに名鉄百貨店があったな」と思い出す人は、きっと少なくないです。
筆者個人としては定期的に開催される北海道や沖縄といった地方物産展に足を運んだものでした。
高島屋よりも規模は小さいながらもコンパクトで落ち着いていて好きだったんですけどね。
時代の流れとはいえ切ないです。


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