前回は保護犬事業団体 ピースワンコ·ジャパンについて取り上げました。
今回はその団体誕生のキッカケとなった、とあるワンコのエピソードをお話しようと思います。
彼の名前は夢之丞(ゆめのすけ)です。
彼が保護された経緯から災害救助犬として活躍するまでの物語を公式より引用し、分かりやすくまとめました。

※写真はイメージです
殺処分機の前で震えていた子犬「夢之丞」との出会い
ピースワンコ・ジャパンの原点は、広島県の動物愛護センターで出会った一匹の子犬「夢之丞」です。
推定生後3ヶ月。人を怖がって近づかず譲渡にも災害救助犬にも向かないと判断され、殺処分の順番を待っていました。
スタッフが抱き上げた瞬間、恐怖で失禁してしまうほど怯えていた夢之丞。
「普通の犬になれば万々歳」「この子はもう譲渡できない」
そう言われ、早期の殺処分が予定されていた命でした。
生後3ヶ月の可愛い盛りの子犬がこんな扱いを受けている事実があまりに辛いです…

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「無理かもしれない」から始まった、災害救助犬への挑戦
それでもスタッフはある可能性に希望を託します。
【もし殺処分対象の野犬が人を助ける災害救助犬になれたら――
その姿が、多くの人に殺処分の現実を知ってもらうきっかけになるかもしれない。】
そうして子犬は「夢之丞」と名付けられ、災害救助犬として育てられることになりました。
しかしその道のりは決して平坦ではありませんでした。
引き取られてからも心を開かず、散歩に出られるまでになんと1年。
飼い犬として生きることさえ難しい状態が続き、何度も「本当にできるのか」と向き合う日々が続きました。

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野犬から災害救助犬へ──命を信じ続けた先にあった未来
そしてスタッフは決して諦めませんでした。
時間をかけ、愛情を注ぎ、夢之丞のペースに寄り添い続けました。
少しずつ心を開き、甘えるようになり、ドッグランで遊べるようになり、やがて災害救助犬としての厳しい訓練も乗り越えていきます。
成長した夢之丞は、国内外あわせて17回、災害現場に出動。
命を救う側として、人のために働く存在になりました。

夢之丞本人です。
この物語こそが、ピースワンコ・ジャパンが「殺処分ゼロ」を目指す原点です。
「救えない」と判断された命にも未来はあること。
夢之丞は、そのことを私たちに静かに教えてくれています。
まとめ
このエピソードを読んでみてどう感じたでしょうか?
スタッフさんが愛情を込めて諦めずに向き合いトレーニングを続け、夢之丞も少しずつ心を開き成長してきた姿には熱いものを感じるのではないでしょうか?
その後の活動はというと2021年末に11歳で災害救助犬を引退しています。
現在は、日本の殺処分ゼロを目指す「ワンドリームプロジェクト」のアンバサダーとして活動しているそうです。
最新の情報は公式のこちらからでも確認いただけますよ↓

私はとしては、この子を直接助けたわけじゃないけど無関係じゃなかったと思いたいです。
少額の3000円が何に使われたのか少しだけ具体的に想像できたのではないでしょうか?
フードや医療費、犬舎の維持、そして夢之丞のような命を支える「人の手」に使われていたのだと、少しだけ具体的に想像できた気がします。

※写真はイメージです
たった1匹の野犬の子犬との出会いがここまで大きな活動へと繋がったこと。
その始まりにあったのは、特別な技術でも大きな資金でもなく、「諦めずに向き合う」という人の想いでした。
保護活動に限らず、私たちの日常でも同じことが言えるのかもしれません。
このブログでも何度もお伝えしていることですが、小さな行動でも無意味なことは一つもありません。
この物語が、誰かにとって”命”について考えるきっかけになれば嬉しいです。


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