最近、愛知県では雨が少ない時期が続いた影響で、水不足が心配されていました。
「このまま雨が降らなかったらどうなるの?」と不安に感じた方も多いのではないでしょうか。
実際、3月時点ではダムの貯水率が大きく低下し、深刻な状況となっていました。
しかし4月に入り、降雨の影響で一部では回復の兆しも見られています。
とはいえ、これから田植えの時期を迎えることもあり、水の需要はさらに増えていきます。

そのため、現時点ではまだ「完全に安心できる状況」とは言えず、引き続き渇水状態が続いていると見ておいた方が良さそうです。
今後の天候によっては、再び水不足が深刻化する可能性もあるため、節水対策は継続して意識しておくことが大切です。
この記事では、4月現在の愛知県のダム貯水率の現状や、今後の見通しについて分かりやすくまとめていきます。
愛知県のダムの貯水率の現状(4月8日現在)
2026年4月現在の主なダムの貯水率はこのようになります。
※愛知県公式Webサイト・【水源情報】より引用 (2026年4月8日調べ)
| 供給エリア | ダム名称 | 利水貯水量 (千立方m) | 貯水率 (%) | 降水量 (mm) |
|---|---|---|---|---|
| 愛知用水地域 | 牧尾ダム | 37,835 | 55,6 | 1 [ 66 ] |
| 愛知用水地域 | 阿木川ダム | 14,124 | 64,2 | 0 [ 66 ] |
| 愛知用水地域 | 味噌川ダム | 31,00 | 100,0 | 1 [ 51 ] |
| 尾張地域 | 岩屋ダム | 22,504 | 100,0 | 4 [ 98 ] |
| 西三河地域 | 矢作ダム | 32,000 | 49,2 | 1 [ 57 ] |
| 東三河地域 | 宇連ダム 大島ダム | 21,965 | 42,4 | 0 [ 107 ] |
▼水源状況・愛知県の公式ホームページはこちら
表を見ると、3月に比べて貯水率は回復傾向にあるものの、依然として平年より低い水準のダムも多く見られます。
特に宇連ダムではまだ十分とは言えない状況で、引き続き水不足への注意が必要です。

原因は昨年からの雨不足。断水の可能性は低下傾向に。
2025年秋以降、降雨量が少ない状態が続いたことで、宇連ダムや大島ダムなどの主要水源では貯水率が1桁〜20%未満まで低下しました。
これが今回の水不足の主な原因とされています。さらに、台風の接近が少なかったことも影響し、ダムが十分に貯水されないまま春を迎えることとなりました。
特に田植え前の時期は水の需要が高まるため、水不足への懸念が一気に強まったと考えられます。
実際に体感としても、冬から春先にかけて雨が少ない日が続いており、「ここまで水位が下がるのか」と感じた方も多いのではないでしょうか。

その後、4月に入り降雨の影響で一部のダムでは貯水率が回復傾向にあります。
しかし、まとまった雨が継続的に降らない限り、短期間で十分な水量まで回復するのは難しいとされています。
実際に現在の貯水率を見ても、3月と比べて改善は見られるものの、依然として平年より低い水準にとどまっているダムも多く、引き続き注意が必要な状況です。
現時点ですぐに断水に至る可能性は高くないと見られていますが、今後の降雨状況によっては状況が変わる可能性もあるため、節水対策が必須と言えます。
もし水不足になったら起きるであろうこと⚠️
すでに3月からあらゆる面で影響が出ていますが、一部地域では引き続き、水圧を調整する。制限を設けるなどの対策が取られているのが現状です。
1)生活・公共への影響
- 最大50%の節水(取水制限)…豊川用水の農業、工業用水は最大50%、水道用水も30%の節水制限を実施。
- 公共施設の休館と制限…蒲郡市などの一部入浴施設が休館。公園の手洗い場やトイレが使用禁止となる。
- 水道の減圧…豊橋市など、一部地域では水道の水圧が下げられた為、水の勢いが弱くなっている

2) 農業・産業への影響
- 田植えの延期要請…愛知県はJA(農業協同組合)などに対し、田植えの時期を遅らせるよう要請し続けている
- 「番水(ばんすい)」の実施検討…水を区域ごとに時間や順番を区切って使用する「番水」の実施が調整されている
- 作物への影響…キャベツなどの農作物への影響や、今後の仕入れ値の高騰が懸念されている

3)消防、緊急対策
- 消防訓練での水使用禁止…豊橋市では、訓練での放水に水を使わない対策が行われている。
- 消火栓以外の水を利用…消火栓の水を節約するため、下水処理水や井戸水を緊急時の消火水として確保する態勢がと整えられている。
- 緊急導水(異例の措置)…矢作川水系や静岡県の佐久間ダムから水を送るなど、通常ではあり得ない規模の緊急導水が実施されている。

今のうちに出来る備えと対策
1)いざという時の備え
・飲料水を用意…1日1人あたり2L以上は必要になります。1週間分は用意しましょう。
・風呂の残り湯を捨てずに使う…トイレを流すのに使用出来ます。
・ポリ容器に水道水をくみ置き…給水を受ける際に必要となります。
・手洗い出来ない際の衛生面対策…ウェットティッシュや消毒用アルコールを用意しておきましょう。食器類は紙皿や割りばしを活用します。

↑さすがにここまでするほどの緊急性はないとは思いますが、こういった対策もありますよ、ぐらいに留めてもらえたらと思います。
2)今からでも出来る対策
・手洗い、洗面…こまめに蛇口を開閉(1分間12L節水)
・歯磨き…コップを使用(30秒間流しっぱなし6L節水)
・台所…食器の汚れを拭いてから流す(5分間流しっぱなし60L節水)
・洗車…バケツを活用(流しっぱなし90L節水)
・お風呂…浴槽の残り湯は洗濯や掃除に活用(残り湯約180L節水)
・シャワー…こまめに止める(3分間流しっぱなし36L節水)
ほんの数分でもかなりの量の水を使用するため、小さな意識が必要となります。

まとめ
雨が降ったものの、未だ水不足の状況はあまり変わらないようです。
これから暑くなってくるので、天候に期待したいところですね。
生活面においては、私自身も節水を意識し始めました。
これまではシャワー中心だった入浴を湯舟に変えて、残り湯を洗濯に活用しています。
ちなみに湯舟1杯分で洗濯2回分になりました。
水不足もそうですが、水道代の値上がりもあり、なかなか世知辛い世の中だと感じてしまいます…
小さなことではありますが、日常の中で出来る対策を積み重ねることが大切だと感じている毎日です。



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