【長良川の夜に”かがり火”が川面を揺らす光景。静かな水面の中をいくつもの船がゆっくりと進み、やがて水しぶきとともに鵜が魚を追い込む姿が現れる】
岐阜の「鵜飼」は1300年以上続く伝統漁を間近で見ることができる少し特別な観光体験です。以前から名前は知っていたものの、実際にどんな内容なのか、いつ見られるのか、予約は必要なのかなど、事前情報は意外と分かりにくい部分も多いと思われます。
そこで2026年の長良川鵜飼について、開催時期・予約方法・料金・見どころを中心に、初めて訪れる人でも分かりやすくまとめています。

岐阜・長良川鵜飼とは?
岐阜・長良川鵜飼は岐阜市を流れる長良川で行われている伝統的な漁法を観光として間近で見ることができる行事です。
かがり火を焚いた小さな船に鵜匠が乗り、鵜を使って川の魚を追い込む様子を、観覧船から見学するスタイルです。
この鵜飼は1300年以上の歴史があるとされ、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。現在も夏から秋にかけて毎年行われており、岐阜の文化として受け継がれてきた側面が強く、観光資源としても国内外から注目されています。
長良川鵜飼の特徴は、夜の川でかがり火が揺れる中、静かに進む船の上からその様子を眺められる点にあります。長良川鵜飼は5月から10月までの期間限定で行われるため、岐阜の夏から秋を代表する風物詩のひとつとして親しまれています。
日常とは異なる空気の中で伝統的な漁の形を体感できることが、この体験の大きな魅力です。「文化としての価値」と合わせて、「どのようなものか」を事前に知っておくと、より理解しやすい体験になります。
開催期間 · 予約方法 · 料金・ 一日の流れ|まとめ
長良川鵜飼は毎年5月11日から10月15日まで(一部の除外日を除いて)毎夜、開催されています。観覧船は事前予約がおすすめで、出船時間や料金はプランによって異なります。
まずは基本情報を確認しておきましょう。
長良川鵜飼 基本情報一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催期間 | 5月11日~10月15日 |
| 鵜飼開始時間 | 19:45頃 |
| 乗合船出船時間 | 18:15 / 18:45 / 19:15 |
| 申し込み方法 | インターネットもしくは鵜飼観覧船事務所窓口にて |
| 料金 | 【通常日】大人:4200円 / 小人:2100円 【繁忙日】大人:5100円 / 小人:2600円 |

観覧船に乗る当日の流れ
長良川鵜飼では、受付後に観覧船へ乗船し、出船までの時間を船上や河畔で過ごします。その後、鵜飼が始まり、最後には複数の鵜舟が並ぶ「総がらみ」が行われます。
※当日の流れや時刻は、天候や運航状況によって変更される場合があります。まずは全体の流れを把握しておきましょう。
| 時間 | 行程 | 詳細 |
|---|---|---|
| 15:00~ | 乗船受付開始 | 鵜飼観覧船事務所の窓口で受付。 ※出船時間15分までに済ませること |
| 17:45 | 鵜飼説明 | 観覧船乗り場にて鵜匠による鵜飼説明 |
| ・乗合船ー18:15/18:45/19:15 ・貸切船ー17:30~19:15の間 | 出船 | ※食事は持ち込み可 ※乗り場付近には売店はなし (事務所にて仕出し業者の案内は可) |
| 19:45頃 ↓ 19:45 ↓ 20:15頃 | 鵜飼開始 | 花火を合図に鵜飼がスタート ↓ 狩り下り/付け見せ ↓ 総がらみ |
| 20:30頃~21:00頃 | 帰港 | 余韻に浸りながら下船 |

人気日や連休は満席になることもあるため、予定が決まっている場合は早めの予約がおすすめです。
なお、このブログで紹介しているのは一部なので、詳細については公式ホームページよりご確認ください。
▼詳しくは公式ホームページへ↓
長良川鵜飼の見どころ
かがり火が照らす幻想的な景色
長良川鵜飼の大きな魅力は、夜の川面に映るかがり火の美しさです。暗闇の中で揺れる炎が川面を照らし、観覧船から眺める景色は幻想的な雰囲気に包まれます。
また、昼間とは異なる静かな長良川の表情を楽しめることも魅力のひとつです。

鵜匠と鵜の連携に目を奪われる
鵜匠が手縄を巧みに操りながら鵜を導く姿は、長年受け継がれてきた技術そのものです。鵜が魚を追い込み、鵜匠が絶妙なタイミングで操る様子は、長良川鵜飼ならではの見どころといえるでしょう。

実際に訪れた人の口コミ
実際に観覧した人からは、景色の美しさや伝統文化を間近で見られる点を評価する声が多く見られましたので一部を紹介します。
- 船頭さんの説明が分かりやすい。総がらみはとても幻想的です。
- 水面に映り込む”かがり火”がとても感動しました。
- 大変美しかった。必ずまた見たいと思います。 などなど…
全体的に「良かった」という感想が多い印象です。それほど人を惹きつける要素が多いのだと感じられました。百聞は一見に如かず。気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか?

とはいえ、一部の感想として、「乗る船と座る場所によっては、肝心の鵜飼が見れない!」なんて状態になることがあるそうです。
受付開始時間は違えど、開始時間は同じなので観客が多いと、その分船数も増えますよね。こればかりは運試しもあるようです。
長良川鵜飼が受け継がれてきた理由
長良川鵜飼が現代まで受け継がれてきた背景には、権力者の保護や皇室との深い関わり、そして長良川の豊かな自然環境など、さまざまな要因があったと考えられています。

私自身、鵜飼について調べるまでは「歴史のある伝統行事」という程度の認識でした。しかし、その歴史をたどる中で、単に伝統だったから残っただけではなく、多くの条件が重なったからこそ受け継がれてきたのではないかと感じました。

鵜が捕らえた鮎を味わいながら、川面に映るかがり火や鵜匠の技を楽しむ。そうした体験は昔の権力者たちにとっても特別なものだったのかもしれません。

また、時代が変わっても「鵜飼を残したい」と考える人々がいたからこそ、今日まで伝統として受け継がれてきたのでしょう。
伝統文化は自然に残るものではなく、それを守ろうとする人々の存在によって支えられているのだと感じました。誰かが「これは残す価値がある」と思って守り続けたからこそ、今の私達が見られるわけです。
長良川という恵まれた環境と人々の努力があったからこそ、鵜飼は今も岐阜を代表する伝統文化として受け継がれているように思います。

実際に行くなら知っておくと安心なこと | Q&A
Q.喫煙は出来る?
A.全船の船内は禁煙となりますのでご注意ください。喫煙可能箇所は以下の通りです。
- 観覧船事務所(のりば)の待合所
- 長良川の河原(指定のスペースにて可)
- 長良川うかいミュージアム(館外の指定スペース)
Q.駐車場はある?
A.長良川の鵜飼観覧船のりば周辺には、複数の提携駐車場があります。駐車場は箇所は以下の通りです。
- 岐阜公園駐車場:1回310円
- 鏡岩緑地駐車場:無料
- 長良川うかいミュージアム駐車場は24時間:30分毎に100円
Q.雨天時はどうなる?
A.長良川鵜飼は小雨程度であれば実施されることがありますが、増水時や荒天時には中止となる場合があります。お出かけ前には最新情報を確認しておくと安心です。
Q.夜は冷える?
A.夜は羽織るものがあると安心だと思われます。開催時期は5月から10月ですが、川の上は風が吹くため、日中よりも涼しく感じることがあります。
特に春先や秋口は、薄手の上着を用意しておくと快適に過ごせます。
Q.虫よけ対策は必要?
A.観覧船は川の上を進むため、季節によっては虫が気になることもあります。虫よけスプレーなどを持参しておくと安心です。
Q.写真撮影は難しい?
A.鵜飼は夜間に行われるため、スマートフォンでは暗く写ったり手ブレしたりすることがあります。写真撮影をすると、つい夢中になり過ぎてしまうと思いますが、まずは目の前の景色や雰囲気を楽しむのがおすすめだと思います。
まとめ
長良川鵜飼は、千年以上の歴史を持つ岐阜を代表する伝統文化です。夜の長良川に浮かぶかがり火や、鵜匠と鵜が織りなす漁の様子は、現代ではなかなか見ることのできない特別な光景と言えるでしょう。
また、長良川鵜飼が現在まで受け継がれてきた背景には、権力者の保護や皇室との関わり、そして豊かな自然環境など、さまざまな要因があったことも分かりました。
私自身、今回調べるまでは「歴史ある観光行事」というイメージでしたが、その背景を知ることで、地域に根付いた文化として大切に守られてきたことを感じました。
開催期間や予約方法、料金などを事前に確認したうえで、岐阜の夏から秋を彩る風物詩を体験してみてはいかがでしょうか。


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