三重県松阪市に伝わる愛宕火渡しとは?見どころや参加方法を解説

愛宕火渡しをする山伏 イメージ 文化探訪
※画像はイメージです

全国に広がるお祭りの中には、火を使った神事が今も受け継がれています。その代表的な行事の一つが”火渡しまつり”です。

読んで字のごとく、燃えた後の火の上を歩く伝統行事で、「熱くないの?」「本当に歩けるの?」と驚く人も少なくありません。

三重県松阪市の愛宕山龍泉寺でも毎年火渡しが行われており、一般の参拝者が参加できることでも知られています。

今回は、愛宕山の火渡しとはどのような行事なのか、当日の流れや見どころ、参加時の注意点について紹介します。

炎 イメージ
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三重県 愛宕火渡しとは?

三重県松阪市の愛宕山龍泉寺(あたごやまりゅうせんじ)で行われる伝統行事で、毎年7月24日に開催されます。

山伏による大迫力の柴燈護摩(さいとうごま)で火が焚かれた後、”無病息災”や”火難除け”を祈願して、火をならした残り火のうえを参拝者が歩く火渡しが行われます。


愛宕山龍泉寺の基本情報

項目詳細
開催期間2026年7月24日
会場愛宕山龍泉寺
住所〒515-0037 三重県松阪市愛宕町1-4
電話番号0598-21-2931
公共交通でのアクセスJR、近鉄「松阪駅」から徒歩で約15分

愛宕山と言えば、京都の愛宕神社を総本山とする『火伏せ(防火)の信仰』が有名ですが、松阪の龍泉寺も【伊勢のあたごさん】として、地域の人々から絶大な信頼を集めてきました。

シトリン
シトリン

そのため今も火難除けを願う人々が多く参拝しています。火渡し行事も、こうした信仰の一環として受け継がれてきた伝統行事なのです。


柴燈護摩(さいとうごま)とは?

柴燈護摩(さいとうごま)とは、山伏(修験者)が野外で行う仏教(密教)の伝統的な祈祷儀式のことを指します。

積み上げた木々に火を灯し、無病息災や家内安全などを祈願します。愛宕火渡しでは、この柴燈護摩で焚かれた火が落ち着いた後、参拝者による火渡りが行われます。

そもそも”柴燈”という言葉、なかなかの難解漢字です。聞きなれないワードなのでこちらについても解説していきます。

“柴”とは、山野に生えている、薪にするための小さな雑木や木の枝のことを指します。日本昔話で聞く「おじいさんは山へ柴狩りに~」はこのことです。

主な材料には、松の枝やヒノキの葉などが使われます。これらを高く積み上げて護摩壇を作ります。

シトリン
シトリン

【柴燈】とは、木の枝葉を積み上げて焚くことを意味します。一般的に寺院内で行われる護摩と異なり、柴燈護摩は野外で行われるのが特徴です。

雑木 イメージ
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当日のスケジュール

愛宕火渡りは、10:00頃から屋台や「子ども火祭り」などの催しが始まり、17:00から柴燈護摩、19:10頃から火渡りが行われます。

・17:00〜 柴燈護摩スタート
・18:00〜 火渡しに向けての参道整備
・19:10〜 火渡し開始(山伏→一般参拝者)

(※こちらはあくまで目安となりますのでご了承ください。)

開催時間は例年ほぼ同じですが、天候によっては変更となる場合もあります。
参加を検討されている方は公式ホームページを確認ください↓

ページが見つかりませんでした – 観光情報 – 松阪市観光協会

次の章では、各時間帯の見どころや楽しみ方を紹介します。


各スケジュールの時間帯 見どころポイントまとめ

10:00〜 屋台の出店と「子ども火祭り」の催し

祭りといえば屋台はかかせない存在です。愛宕山火渡しで出店されるお店は地元和菓子店や屋台ブース、子ども食堂&フードパントリーなどが同時開催されるもよう。

⚠️ここで注意

屋台ブースでは現金ではなく、本部テントで当日販売される寺用チケット(金券)を使用することです。お気をつけください。

さらにこの時間帯は伝統的な神事に加え、子ども達が仏教や山伏の文化にふれられる「子どもの火祭り」を中心に境内が賑やかなお祭りムードに包まれます。

「子どもの火祭り」の主なプログラム内容

・縁日、ゲームコーナーの他、ガチャガチャや輪投げなどのゲームが楽しめます
・地域のイベントとして、地元の児童クラブの子ども達が企画したスランプラリーやクイズなどを開催
・子ども達に大人気の菓子まきも開催

これは伝統ある火祭りを次の世代へ受け継ぐために始まったイベントで、境内には子ども向けの催しが数多く用意されています。

17:00〜 柴燈護摩スタート

17:00からは山伏たちの入場と神聖な儀式から始まり、会場中の視線が柴燈護摩壇へと集まります。(時間は約30分ほど)

18:00〜 火渡しに向けての参道を整備

山伏達による一連の儀式が終了すると、火床(ひどこ)の作業が始まります。燃え盛る木々を崩した後、赤く燃える炭火の道が作られていきます。

19:00〜 火渡し行事がスタート

ここからが火渡しのハイライトです。火渡し神事の主な流れと特徴はこちらになります。

【火渡しの流れと特徴】
1.山伏の先達…初めに修験者(山伏)が祈祷をしながら火の上を歩いて道を清めます。
2.一般参加者…山伏に続いて一般の参拝者も火床の上を歩くことができます。

ご利益については火の上を歩くことで、厄よけや無病息災、家内安全を祈祷します。

列が途切れるまで火渡しは続き、夜に向けてお祭りは締めくくられます。神事の終了とともに出店も順次閉店し、賑わいに包まれていた境内は再び静寂を取り戻していきます。

夜の御神木 イメージ
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一般参加する時の注意点 まとめ

服装のポイント

火渡しに参加するにあたり、服装は汚れても構わないもの。動きやすいズボンがオススメです。火渡しの会場は灰や火の粉が舞うため、お気に入りの服や白い服は避けるのが無難です。

さらに裾が長いと渡る直前に裸足になる際、もたついてしまいます。裾を捲りやすいズボンが便利だと思います。

履物のポイント

足元は履きやすいスニーカーやサンダルなどがベストです。火渡しの直前に靴と靴下を脱ぐため、紐をきつく結ぶタイプの靴などは避け、すぐに着脱できるものが好ましいです。

ズボンを履いた男性 イメージ
※画像はイメージです

なお、特に注意すべきはストッキングやタイツ、裾の長いスカートです。裸足になりにくいだけでなく、万が一火の粉が飛んだ際に化学繊維は熱で溶ける可能性があります。

夏祭りにストッキングやタイツはよほどないと思いますが、豆知識程度に捉えていただけたらと思います。

さらに火床を渡った後は出口付近に足を洗う場所や灰をふき取るエリアが用意されています。火床を渡った後は、足を洗ったり灰を拭き取ったりできるスペースが用意されていますのでご安心を。

足を洗う イメージ
※画像はイメージです

まとめ

自身の足で燻る灰の上を歩くという体験は、日常では味わえない特別な緊張感と、渡りきった後の大きな達成感を与えてくれます。

無病息災を願いながら、ぜひ万全の準備として、歴史ある火渡し行事に挑戦してみてはいかがでしょうか?

炭 イメージ
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